芋ようかん(読み)いもようかん

世界大百科事典(旧版)内の芋ようかんの言及

【サツマイモ(薩摩芋)】より

…いわゆる焼芋屋が商ってきた,これらのものについては〈焼芋〉の項目を参照されたい。菓子としては,砂糖で煮つめて甘納豆のようにする〈芋納豆〉,裏ごしして砂糖などを加えて寄せかためた〈芋ようかん〉などいろいろのものが作られる。洋風のものでは,蒸して裏ごしにかけ,バター,牛乳,卵黄,香料などを加えて練ったものを,舟形に切った皮に盛り,卵黄を塗ってオーブンで焼くスイートポテトがある。…

【羊羹】より

…水ようかんは溶けるように軟らかくつくるもので,夏の菓子として喜ばれている。なお,芋ようかんはサツマイモを蒸して裏ごしにかけ,砂糖を加えてよくまぜ合わせ,浅い木箱に入れて押し固めるもので,独特の庶民的な味をもち,江戸時代には〈琉球羹〉などと呼ばれていた。【鈴木 晋一】。…

※「芋ようかん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android