芥もくた(読み)アクタモクタ

デジタル大辞泉 「芥もくた」の意味・読み・例文・類語

あくた‐もくた【×芥もくた】

《「もくた」は「もくず(藻屑)」が「あくた」に引かれて音変化したものという》
何の役にも立たない、つまらないもの。無用なもの。
「何のかのいふ―を、さらりとちくらが沖へ流して」〈おらが春
人の欠点短所。また、それをあげつらう言い方。あくぞもくぞ。あくたいもくたい。
充満坪じゅうまんつぼすすはきするやうに、―をまけ出して」〈洒・船頭部屋〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android