花の弟(読み)ハナノオトト

デジタル大辞泉 「花の弟」の意味・読み・例文・類語

はな‐の‐おとと【花の弟】

多くの花に遅れて咲くところから》のこと。
百草ももくさの―となりぬれば八重八重にのみ見ゆる白菊」〈夫木一四

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「花の弟」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 の 弟(おとと)

(多くの花が春に咲くのに対し秋に咲くところから) 植物きく(菊)」の異称。《季・秋》
※御室五十首(1198頃)「ももくさの花のおとととなりぬればやへやへにのみ見ゆるしら菊〈藤原季経〉」

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