花の色(読み)はなのいろ

精選版 日本国語大辞典 「花の色」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 の 色(いろ)

① 花の色あい。
古今(905‐914)春下・一一三「花の色はうつりにけりないたづらに我身世にふるながめせしまに〈小野小町〉」
花染(はなぞめ)の色。また、その色の衣。
拾遺(1005‐07頃か)夏・八一「花の色にそめしたもとのをしければ衣かへうきけふにもある哉〈源重之〉」

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デジタル大辞泉 「花の色」の意味・読み・例文・類語

はな‐の‐いろ【花の色】

花の色合い
「―はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」〈古今・春下〉
花染めの色。また、その色の衣。
「―に染めし袂の惜しければ衣替へうき今日にもあるかな」〈拾遺・夏〉

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デジタル大辞泉プラス 「花の色」の解説

花の色

日本ポピュラー音楽。歌は歌手女優の渡辺典子。1984年発売。作詞:三浦徳子、作曲:財津和夫。TBS系で放送の松田優作主演ドラマ「探偵物語」の主題歌

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