精選版 日本国語大辞典 「花やか・華やか」の意味・読み・例文・類語
はな‐やか【花やか・華やか】
〘形動〙 (「やか」は接尾語) 花の咲いたように、はでで、明るく美しいさま。きわだって目立つさま。
① 形や色彩などの、はでに美しいさま。きらびやか。
② 光りかがやいたり、反映したりして、美しいさま。
※能因本枕(10C終)一「夕日花やかにさして山ぎはいと近くなりたるに」
③ きわだっているさま。くっきりと、まぎれもないさま。
④ 声や音などの、はれやかに、はっきりしているさま。
※枕(10C終)八二「何がしさぶらふと、いとはなやかにいふ」
⑤ 香りなどのきわだって強いさま。
※源氏(1001‐14頃)帚木「げに其のにほひさへはなやかに立ちそへるもすべなくて」
⑥ 勢力などがきわだって強いさま。栄えていてにぎやかなさま。
※徒然草(1331頃)二五「花やかなりしあたりも人すまぬ野らとなり」
⑦ 態度、性格などがきわだって陽気で快活なさま。
※源氏(1001‐14頃)行幸「いとはなやかにうち笑ひ給ひて」
はなやか‐げ
〘形動〙
はなやか‐さ
〘名〙
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