芽を出す(読み)めをだす

精選版 日本国語大辞典 「芽を出す」の意味・読み・例文・類語

め【芽】 を 出(だ)

草木が芽を出す。転じて、物事成長発展するきざしを見せる。芽をふく。
浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)下「此正月藤屋の太夫に囉(もら)ふた金、すぐに東にめを出して人痛めずのどか儲」
我等一団と彼(1912)〈石川啄木〉三「旧道徳に裂隙(ひび)が割れたから、其の裂隙から自然主義といふ様なものも芽を出して来たんだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「芽を出す」の意味・読み・例文・類語

・す

草木が芽をふく。
物事が成長・発展するきざしを見せる。「天才片鱗が―・す」
[類語]芽生える芽吹く芽ぐむ萌える萌え出る萌え立つ角ぐむ芽差す・芽を吹く・芽が出る兆す芽出し芽立ち芽生え発芽出芽発根萌芽実生みしょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android