世界大百科事典(旧版)内の苦灰質石灰岩の言及
【ドロストーン】より
…主としてドロマイト(苦灰石あるいは白雲石)CaMg(CO3)2あるいはそれに近い組成の堆積岩。混乱をさけるために鉱物名ドロマイトと区別してこの名を用いるが,必ずしも広くは使用されていない。苦灰岩あるいは白雲岩ともいう。ドロマイトを50%以上含む炭酸塩岩をドロストーンに含め,それ以下はドロマイト(苦灰岩)質石灰岩という。ドロマイトが80%以上のものをドロストーンと呼ぶほうがよいという意見もある。ほとんどのドロストーンはCaCO3がCaMg(CO3)2で置換されることによって形成される。…
【ドロマイト】より
…方解石に似ているが冷たい酸ではすぐに泡が出ない。石灰岩の一部が苦灰岩化したものを苦灰質石灰岩という。ドロマイトはフランスの地質・鉱物学者ドロミューGratet de Dolomieu(1750‐1801)にちなんで名付けられたものである。…
※「苦灰質石灰岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」