英伊紳士協定(読み)えいいしんしきょうてい

世界大百科事典(旧版)内の英伊紳士協定の言及

【第2次世界大戦】より

…この当時,イギリスはその軍事力の不足から潜在的敵国の増加を恐れ,イタリアをドイツから引き離そうとしていた。イタリアもドイツに全面的に従属することを望まず,そのためにもイギリスとの関係を改善することを望み,1936年12月31日西地中海の現状維持を約束する協定を結んだ(英伊紳士協定)。しかし37年に入りイタリアのスペイン内戦への干渉が強化されると,外相イーデンはイタリアへの宥和に反対の態度をとり,5月首相となりイタリアとの関係修復に積極的なチェンバレンと対立していくことになる。…

※「英伊紳士協定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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