茂み・繁み(読み)しげみ

精選版 日本国語大辞典 「茂み・繁み」の意味・読み・例文・類語

しげ‐み【茂み・繁み】

〘名〙 (「み」は接尾語) 草木の生いしげったところ。《季・夏》
万葉(8C後)八・一五〇〇「夏の野の繁見(しげみ)に咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものそ」
太平記(14C後)一四夏山の茂(シゲ)みが下に夜を明す」

しげ‐み【茂み・繁み】

(形容詞「しげし」の語幹に「み」の付いたもの。→) 多いので。うるさいので。
※万葉(8C後)四・五九七「うつせみの人目を繁見(しげみ)いはばしの間近き君に恋ひわたるかも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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