茂原[市](読み)もばら

百科事典マイペディア 「茂原[市]」の意味・わかりやすい解説

茂原[市]【もばら】

千葉県中部の市。1952年市制。一宮川が貫流する九十九里平野南部を占める。中心市街は近世市場町,上総(かずさ)木綿産地として発達。昭和初期に天然ガスが開発され,第2次世界大戦後工業団地が造成されて,電気機器・化学工業などが進出,内陸工業都市となった。圏央道,外房線が通じる。農村部では米を主産し,野菜,花卉などの施設園芸も行われる。日蓮宗三十九本山の一つ藻原寺,ヒメハルゼミ発生地(天然記念物)がある。東日本大震災で,市内において被害が発生。99.92km2。9万3015人(2010)。
→関連項目長柄[町]藻原荘

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