茶屋遊び(読み)チャヤアソビ

デジタル大辞泉 「茶屋遊び」の意味・読み・例文・類語

ちゃや‐あそび【茶屋遊び】

料亭遊郭などで、芸者遊女相手に、酒を飲んで遊ぶこと。
「遂ぞ―をするとか云うような事は決してない」〈福沢福翁自伝

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の茶屋遊びの言及

【茶屋】より

…とくに京坂地方でこの形式が発達し,大坂の堀江,曾根崎などの遊所は茶屋株での営業であり,これを色茶屋といった。遊郭にも太夫を呼ぶ揚屋に対し,下級妓を招く茶屋(または天神茶屋)があったから,〈茶屋遊び〉といえば遊所への出入りを意味した。色茶屋の女に,茶屋女,茶立女,茶汲女,山衆(やましゆう)などいろいろな呼名が与えられたのは,類似商売の多様化を示すが,遊郭が認められない場合に茶屋として営業する例は多く,地方都市で茶屋町といえば私娼(ししよう)街のことであった。…

※「茶屋遊び」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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