草亭(読み)そうてい

精選版 日本国語大辞典 「草亭」の意味・読み・例文・類語

そう‐てい サウ‥【草亭】

〘名〙
① 草ぶきの粗末な家。草ぶきの亭(ちん)草屋草庵
地蔵菩薩霊験記(16C後)一〇「いやしき草亭(サウテイ)小棚を構へて安置し祈念して」
※南郭先生文集‐四編(1758)二・西荘題門「西荘負郭倚郊坰、十畝閑閑孤艸亭」 〔顧非熊‐題馬儒入石門山居詩〕
自分の家を謙遜していう語。草屋。
庭訓往来(1394‐1428頃)「折節草亭見苦敷、資具又散々式候也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「草亭」の意味・読み・例文・類語

そう‐てい〔サウ‐〕【草亭】

草ぶきのあずまや。また、自分の家をへりくだっていう語。草屋。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「草亭」の読み・字形・画数・意味

【草亭】そうてい

草屋。

字通「草」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android