草苞(読み)クサヅト

デジタル大辞泉 「草苞」の意味・読み・例文・類語

くさ‐づと【草×苞/草×裹】

草で包んである土産物
「松が崎これも都の―に氷を包む夏の山人」〈草根集一一
賄賂わいろ
「―に国かたぶくとも申しつべし」〈咄・醒睡笑

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「草苞」の意味・読み・例文・類語

くさ‐づと【草苞】

〘名〙
① 草で包んだ土産物。
※草根集(1473頃)一一「松か崎是も都の草つとに氷をつつむ夏のやま人」
② つかいもの。賄賂音物(いんぶつ)
甲陽軍鑑(17C初)品一四「虚病かまへ、軍役をかき、武具をも嗜まねば〈略〉出頭衆へ草づとを恵」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android