荒ら(読み)アバラ

デジタル大辞泉 「荒ら」の意味・読み・例文・類語

あばら【荒ら/疎ら】

[形動][文][ナリ]
荒れ果てたさま。
「女はそのまま―な板敷のうえにいつまでも泣き伏していた」〈堀辰雄曠野
すきまだらけのさま。まばら。
「うしろ―になりにければ、力及ばで引き退く」〈平家・七〉
[名]荒ら屋2」に同じ。〈新撰字鏡
[類語]荒れる荒れ果てる荒廃

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android