莕菜(読み)アサザ

デジタル大辞泉 「莕菜」の意味・読み・例文・類語

あさざ【莕菜/荇菜】

《古くは「あざさ」》ミツガシワ科水生の多年草。葉は沼などの水面に浮かび、円形で、表面緑色裏面茶色がかった紫色。夏、水面より高く花茎を伸ばして黄色の花をつける。 夏》天竜寺―いっぱい咲きわたり/青畝

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「莕菜」の解説

莕菜 (アサザ)

学名Nymphoides peltata
植物。ミツガシワ科の浮葉性多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の莕菜の言及

【アサザ】より

…植物体には,ケルセチン‐3‐ルチノシド(ルチン),サポニン,タンニンなどが含まれ,苦味がある。漢方で莕菜(こうさい)と言い,解熱,利尿,消痰の内服薬として用いられる。若葉は食用とされる。…

※「莕菜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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