(読み)ヒユ

デジタル大辞泉 「莧」の意味・読み・例文・類語

ひゆ【×莧】

ヒユ科一年草。高さ約1メートル。葉はやや菱形で互生し、緑・紅・暗紫色のものなどがある。夏から秋、緑色小花を密につける。葉は食用になる。インド原産ひょう。ひょうな。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「莧」の意味・読み・例文・類語

ひゆ【莧】

〘名〙 ヒユ科の一年草。インド原産で、古くから栽培されており、現在でも、ときに蔬菜として畑で栽培される。高さ約一メートル。葉は長柄をもち菱状卵形で緑・紅・暗紫色または紫斑のあるものなど変化が多い。夏から秋にかけ、茎頂および葉腋に、ごく小さな黄緑色の花が球状に密集してつらなった花穂をつくる。果実楕円形で横に裂け、種子黒褐色。漢名、莧。ひょう。ひょうな。ひゅう。ひゅうな。《季・夏》 〔本草和名(918頃)〕

ひょう【莧】

〘名〙 「ひゆ(莧)」の変化した語。〔いろは字(1559)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「莧」の解説

莧 (ヒユ・ヒイナ;ヒョウ)

学名Amaranthus mangostanus
植物。ヒユ科の一年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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