菊吸天牛(読み)キクスイカミキリ

デジタル大辞泉 「菊吸天牛」の意味・読み・例文・類語

きくすい‐かみきり〔キクすひ‐〕【菊吸天牛】

カミキリムシ科の昆虫。体長6~9ミリ。体は黒く、胸部背面に赤黄色の斑紋一つある。菊・ヨモギなどの新しい茎にかみ傷を輪状につけて産卵し、しおれさせる。きくすい。 秋》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「菊吸天牛」の意味・読み・例文・類語

きくすい‐かみきり キクすひ‥【菊吸天牛】

〘名〙 カミキリムシ科の甲虫。体長八~九ミリメートルぐらいで触角もほぼ同長。体は円筒形黒色で、前胸部の背面に一個の赤い紋がある。成虫は四~七月ごろ現われ、キクの茎をかんで産卵するのでキクの上部は枯れる。幼虫は茎の中で成育、越冬する。各地分布。きくうし。きくすい。きくすいむし。きくむし。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「菊吸天牛」の解説

菊吸天牛 (キクスイカミキリ)

学名Phytoecia rufiventris
動物。カミキリムシ科の昆虫

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android