菏水(読み)かすい

世界大百科事典(旧版)内の菏水の言及

【大運河】より

…今日では往時のような重要性はなくなったが,地方的な交通輸送路としての利用価値は失われていない(図)。
[古代の運河]
 中国最古の運河は,春秋時代に宋国が済水(せいすい)岸の陶(山東省定陶県)から南東に向かって開いた菏水(かすい)で,済水と泗水(しすい)とを連絡したものである。南では呉国が今の揚州市から北へ淮河(わいが)岸の淮安市付近まで邗溝(かんこう)という運河を開き,淮河を経て泗水に通ずるようにしたので,黄河と長江(揚子江)とは水路で連絡されるようになった。…

※「菏水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android