菜の花の沖(読み)ナノハナノオキ

デジタル大辞泉 「菜の花の沖」の意味・読み・例文・類語

なのはなのおき【菜の花の沖】

司馬遼太郎長編小説高田屋嘉兵衛主人公とする。昭和54年(1979)から昭和57年(1982)にかけて、「産経新聞」で連載。昭和57年(1982)、全6巻で刊行作者忌日菜の花忌」の名の由来となっている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「菜の花の沖」の解説

菜の花の沖

①司馬遼太郎の長編小説。1982年刊行。江戸時代の廻船商人、高田屋嘉兵衛を主人公に据えた歴史小説
②①を原作とする日本のテレビドラマ。NHK放送開始75周年記念ドラマとして、2000年12月にBSハイビジョンで放映(地上波では2001年1月~2月)。江戸時代の廻船商人、高田屋嘉兵衛が主人公。脚本:竹山洋。音楽:小六禮次郎。出演:竹中直人、鶴田真由、江守徹ほか。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「菜の花の沖」の解説

なのはなのおき【菜の花の沖】

北海道の日本酒。平成8年(1996)、酒類卸業者が地域に根差したオリジナルブランドを企画して生まれた吟醸酒。酒名は、函館豪商・高田屋嘉兵衛の生涯を描いた司馬遼太郎作「菜の花の沖」にちなみ命名醸造岩手の「菊の司酒造」に委託。販売元の「竹林商店」は明治38年(1905)創業。所在地は函館市万代町。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android