菩多尼訶経(読み)ボタニカキョウ

デジタル大辞泉 「菩多尼訶経」の意味・読み・例文・類語

ボタニカきょう〔‐キヤウ〕【菩多尼訶経】

《〈ラテン〉botanicaは植物学の意》江戸後期の学術書。1冊。宇田川榕庵著。文政5年(1822)刊。日本で初めての組織だった植物学書で、経のように折本式になっている。

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旺文社日本史事典 三訂版 「菩多尼訶経」の解説

菩多尼訶経
ぼたにかきょう

江戸後期,宇田川榕庵の植物学書
1822年刊。1冊。西洋植物学の紹介普及目的とした最初著述要旨経文にまねて仕立て,読誦するようにつくった折り本の小本

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