落帯(読み)らくたい

精選版 日本国語大辞典 「落帯」の意味・読み・例文・類語

らく‐たい【落帯】

〘名〙 琵琶の胴のふち(磯(いそ))に張ってある革。向かって右側面に張って、すべり止めとして安定させるためのもの。
※八音抄(1237頃)「よからん琵琶の引懸をとりて作りまはして、その高さは一寸二分ばかり、遠山のかたは高し。落帯のしたの程は今一分ばかりも劣りたるなり」

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デジタル大辞泉 「落帯」の意味・読み・例文・類語

らく‐たい【落帯】

琵琶の部分名称。胴の側面(いそ)にはってある皮。

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