落月(読み)らくげつ

精選版 日本国語大辞典 「落月」の意味・読み・例文・類語

らく‐げつ【落月】

〘名〙 沈もうとする月。西にかたむく月。
経国集(827)一四・秋雲篇示同舎郎〈滋野善永〉「人間遊兮絶不夢、暁猿深兮落月洞」 〔張若虚‐春江花月夜〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「落月」の意味・読み・例文・類語

らく‐げつ【落月】

沈もうとする月。西に傾く月。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「落月」の読み・字形・画数・意味

【落月】らくげつ

沈みゆく月。宋・軾〔慈湖夾に風に阻まる、五首、五〕詩 臥して看る、の千たふを (た)ちて風を呼んで、を得たり

字通「落」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android