落花枝に返らず、破鏡再び照らさず(読み)ラッカエダニカエラズ、ハキョウフタタビテラサズ

とっさの日本語便利帳 の解説

落花枝に返らず、破鏡再び照らさず

「覆水盆に返らず」「後悔先に立たず」同様、やってしまったことは取り返しがつかず、後悔しても無益だという意味。離れて暮らす夫婦が持っていた二つに割った鏡は妻の不義によって二度と合わさらなかった、という故事に基づくため、男女間に用いる。別れた男女が元に戻るのは、散った花が元に戻るように、割れた鏡がまた合わさるように難しい。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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