デジタル大辞泉 「著く」の意味・読み・例文・類語 は・く【▽著く/▽着く】 [動カ四]弓に弦を張る。「陸奥みちのくの安太多良真弓あだたらまゆみはじき置きてせらしめ来なば弦つら―・かめかも」〈万・三四三七〉[動カ下二]に同じ。「陸奥の安達太良真弓あだたらまゆみ弦つら―・けて引かばか人の我わを言ことなさむ」〈万・一三二九〉 しるく【▽著く】 [副]《形容詞「しる(著)し」の連用形から》はっきり見えるさま。「さまざまな色を重ねた袖口が、夜目にも―こぼれ出して来た」〈谷崎・少将滋幹の母〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「著く」の意味・読み・例文・類語 しるけ‐く【著く】 (形容詞「しるし(著)」のク語法) いちじるしいこと。きわだっていること。※万葉(8C後)一一・二七七四「神南備(かむなび)の浅篠原の愛(うつ)くしみ吾が思ふ君が声の知家久(しるケク)」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報