蒼勁(読み)ソウケイ

デジタル大辞泉 「蒼勁」の意味・読み・例文・類語

そう‐けい〔サウ‐〕【××勁】

[名・形動]枯れた味があって力強いこと。また、そのさま。筆跡などにいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蒼勁」の意味・読み・例文・類語

そう‐けい サウ‥【蒼勁】

〘名〙 (形動) ものさびて、勢いの強いこと。また、文字文章絵画などが、枯淡でかつ勢いの強いさま。
日本詩史(1771)三「書法亦蒼勁而潤美」
草枕(1906)〈夏目漱石〉三「高泉の字が一番蒼勁でしかも雅馴である」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「蒼勁」の読み・字形・画数・意味

【蒼勁】そう(さう)けい

老熟うちに力強さがある。蒼老挺抜。〔隠居通議、三、陽老〕(林光朝)大直(た)だ是れ一洽の儒。醇正の作、尢も經に深きなり。其の勁の處は、淺學の能くぶに非ず。

字通「蒼」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android