蒼鷹(読み)ソウヨウ

デジタル大辞泉 「蒼鷹」の意味・読み・例文・類語

そう‐よう〔サウ‐〕【××鷹】

羽毛青色を帯びているたか。しらたか
1が猛々しいところから》情け容赦のない役人のたとえ。
郅都しっと―の忠心の翼も折れ、勅勘の身と成り給ひ」〈浄・嫗山姥

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蒼鷹」の意味・読み・例文・類語

そう‐よう サウ‥【蒼鷹】

〘名〙
① 羽毛があお色を帯びている鷹(たか)。しらたか。
万葉(8C後)一七・四〇一五・左注「射水郡古江村取獲蒼鷹形容美麗鷙雄秀群也」
※俳諧・本朝文選(1706)三・賦類・百鳥譜〈支考〉「蒼鷹の人を見こなして、眼の内に、あららかなる才智をそなへたる、いとにくし」 〔戦国策‐魏策・景閔王〕
② (①が、恐るべき猛鳥であるところから) 無慈悲な役人のたとえ。
菅家文草(900頃)三・行春詞「冥感終無白鹿外聞幸免蒼鷹」 〔史記‐郅都伝〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蒼鷹」の解説

蒼鷹 (オオタカ)

学名Accipiter gentilis
動物。ワシタカ科の鳥

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