蓍に削り花(読み)めどにけずりばな

精選版 日本国語大辞典 「蓍に削り花」の意味・読み・例文・類語

めど【蓍】 に 削(けず)り花(ばな)

蓍に付けた削り花古今伝授(こきんでんじゅ)において、「かはなぐさ」「さがりごけ」とともに三草の一つとする。
古今(905‐914)物名・四四五・詞書「二条の后、春宮のみやすん所と申しける時に、めどにけづりばなさせりけるをよませ給ひける」
[補注]「愚秘抄‐鵜末」では「めどは妻戸也。けづり花はつくり花也」と説く。また、挙例の古今を「馬道(めどう)」の意とする説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「蓍に削り花」の意味・読み・例文・類語

めどけずばな

蓍萩めどはぎにつけた削り花古今伝授こきんでんじゅで、三草の一。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android