蓬が島(読み)よもぎがしま

精選版 日本国語大辞典 「蓬が島」の意味・読み・例文・類語

よもぎ【蓬】=が[=の]島(しま)

[一] 蓬莱(ほうらい)の島。蓬莱山
※類従本堀河百首(1105‐06頃)雑「真にや蓬が嶋に通ふらん鶴に乗るてふ人に問はばや〈永縁〉」
[二] 「にほん(日本)」の異称
日葡辞書(1603‐04)「Yomoguiga(ヨモギガ) xima(シマ)。すなわち、ニッポン〈訳〉日本。歌語」
[三] 名古屋市にある熱田神宮俗称

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「蓬が島」の意味・読み・例文・類語

よもぎ‐が‐しま【蓬が島】

蓬莱山ほうらいさんのこと。
「真にや―に通ふらむ鶴に乗るてふ人に問はばや」〈堀河百首・雑〉
日本の異称。〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android