薄塩(読み)ウスジオ

デジタル大辞泉 「薄塩」の意味・読み・例文・類語

うす‐じお〔‐じほ〕【薄塩】

薄い塩加減。また、魚・肉・野菜などに薄く塩を振りかけること。
[類語]塩味しおあじ塩味しおみ塩気甘塩

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「薄塩」の意味・読み・例文・類語

うす‐じお ‥じほ【薄塩】

〘名〙
① (━する) 塩加減を薄くすること。多く魚肉や野菜などに塩を薄くふっておくことの意で用いられる。甘塩。
※室町殿日記(1602頃)一「薄塩之大鯛 弐拾献」
浮世草子好色二代男(1684)三「鯛は薄塩(ウスシホ)して」
② (塩加減が薄くてもの足りない意から) 愚かしく、間が抜けていること。また、それがもどかしいこと。
咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)下「お方腹をたて『うすじほや、そのつれな事いふか』とて、さんざんに叱る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「薄塩」の解説

うすじお【薄塩】

料理で、魚介類・肉・野菜などに軽く塩を振ること。また、塩加減の薄いこと。◇塩加減の薄いことは「甘塩」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android