薄墨桜(読み)うすずみざくら

精選版 日本国語大辞典 「薄墨桜」の意味・読み・例文・類語

うすずみ‐ざくら【薄墨桜】

[1] 〘名〙 =うすずみ(薄墨)
[2] (淡墨桜) 岐阜県本巣市根尾坂所にある推定樹齢約一四〇〇年のエドヒガンザクラ。国指定天然記念物。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の薄墨桜の言及

【サクラ(桜)】より

…本州,四国,九州の山地に生え,朝鮮半島,中国にも分布しており,各地に巨樹,名木が残っている。日本一大きいといわれる山梨県武川村の山高神代桜(やまたかじんだいざくら)をはじめ,山形県伊佐沢の久保桜,岐阜県根尾谷(ねおだに)の薄墨桜(うすずみざくら),巨岩を割って生えている岩手県盛岡市の石割桜(いしわりざくら)などはいずれもエドヒガンの大木で,天然記念物になっているものが多い。エドヒガン系の糸桜も同じころ枝をやさしく垂れさげて,淡紅白色一重の花を開く。…

【根尾[村]】より

…岐阜県西部,本巣郡の村。人口2453(1995)。揖斐(いび)川支流の根尾川上流域の山村。能郷(のうご)白山(権現山)を主峰とした美濃越前山地が大部分を占め,低地に乏しく,河川流域に集落と耕地が散在する。中心集落は樽見。村の中央を根尾川に沿って国道157号線が走り,温見(ぬくみ)峠越えで福井県に通ずる。農林業を主とするが,零細農家が多い。1891年濃尾地震の際にできた根尾谷断層(特天)は村内水鳥(みどり)での垂直変位が6mにも達し,現在もその跡が残る。…

※「薄墨桜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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