精選版 日本国語大辞典 「薄明」の意味・読み・例文・類語
はく‐めい【薄明】
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薄明の種類 | 太陽高度 | 空の明るさ |
市民薄明 | -50分~-6度 | 灯火がなくても屋外で活動できる。 |
航海薄明 | -6度~-12度 | 1~2等星が見え、水平線や地平線が識別できる。 |
天文薄明 | -12度~-18度 | 空はほぼ完全に暗く6等星まで見える。 |
日没後・日の出前、しばらく薄明りの状態が続くが、これを薄明という。この現象は、観測者の上空の厚い大気の層の空気の分子や浮遊塵(じん)による太陽光の散乱によるものである。日の出前(日没後)太陽が地平線下6度に達するときを常用薄明の終わり(始め)といい、もっとも明るい星が見えなくなる(見え始める)。12度に達したときを航海薄明の終わり(始め)という。太陽が地平線下6度から12度にある間は地平線が見えていて、航海者が天測するのに都合がよいことからこの名がある。太陽が地平線下18度に達したときは、日没後であれば完全に暗くなり、6等星が現れ、あるいは日の出前では消失するときで、これを天文薄明という。薄明の継続時間は各地の緯度および太陽の赤緯によって異なる。低緯度地方では短く、高緯度地方では長い。薄明が終夜続く現象を白夜(びゃくや)といい、太陽は一日中地平線下に没することはない。
[渡辺敏夫]
日の出前,日没後の薄明りをいう。地平線下にある太陽の光が上層の大気に散乱されて起こる。照度は気象条件に大きく依存するが,平均的には太陽の俯角の関数であり,太陽の水平面下の角度により市民薄明,航海薄明,天文薄明の別がある(図1)。薄明の継続時間はその地の緯度と太陽の赤緯の関数となり,同一地点では季節によって変化する(図2)。低緯度地帯では四季を通じて短く,高緯度地帯では長い。後者では夏季に白夜となる。
執筆者:森 巧
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