薄額(読み)うすびたい

精選版 日本国語大辞典 「薄額」の意味・読み・例文・類語

うす‐びたい ‥びたひ【薄額】

〘名〙 冠の一種。へりを薄くしたてたもの。一六歳までの少年が用いたが、藤原氏公卿大臣にならない者は二〇歳、三〇歳になっても、これを用いた。⇔厚額(あつびたい)。〔宇槐記抄‐久寿二年(1155)正月七日〕

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デジタル大辞泉 「薄額」の意味・読み・例文・類語

うす‐びたい〔‐びたひ〕【薄額】

かんむりで、額当ひたいあを細幅に作ったもの。16歳までの少年が用いたが、位の低い者は16歳以上でも用いた。⇔厚額

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