薪炭（読み）しんたん

精選版 日本国語大辞典

しん‐たん【薪炭】

〘名〙 たきぎとすみ。燃料。

※日本外史（1827）一五「患_二薪炭費多_一、命_二藤吉_一司_レ之」

※二人女房（1891‐92）〈尾崎紅葉〉中「嫁といふものは〈略〉一家内には米塩薪炭(シンタン)の筆頭たる大事の品物で」 〔新唐書‐百官志〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しん‐たん【薪炭】

１ たきぎと、すみ。
２ 燃料一般。
[類語]燃料

出典　小学館

普及版 字通

【薪炭】しんたん

薪と炭。

字通「薪」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

世界大百科事典（旧版）内の薪炭の言及

【百姓稼山】より

…近世の小農民が特定の山林に立ち入って，家作木や薪炭材･肥飼草を採り，これを交易または売却して生計費に充てることを許された山。多くは〈御林（おはやし）〉の一部か村持ちの共用林かであるが，いずれにも一定の採取制限と，山手･山銭名義の軽租または収益料を納めるのを普通とした。…

※「薪炭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」