精選版 日本国語大辞典 「薫衣香」の意味・読み・例文・類語
くのえ‐こう ‥カウ【薫衣香】
くんえ‐こう ‥カウ【薫衣香】
〘名〙 =くのえこう(薫衣香)《季・夏》 〔明応本節用集(1496)〕
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…また空薫(香)(そらだき)といって室内に香をたきくゆらせ,去穢(きよえ),潔場に用いられた。趣味,実用にも用いられ,正倉院にもあるえび香は沈香,白檀,丁香,麝香,甘松等を砕粉調合したものであるが,薫衣,防虫に用いられ,薫衣香ともいう。調合した香を袋に入れ,柱に掛けて装飾をも兼ねれば掛香,薬玉(くすだま),訶梨勒(かりろく)となり,懐中にすれば匂袋である。…
※「薫衣香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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