薺蒿(読み)うはぎ

精選版 日本国語大辞典 「薺蒿」の意味・読み・例文・類語

う‐はぎ【薺蒿】

〘名〙 植物よめな(嫁菜)」の古名
万葉(8C後)二・二二一「妻もあらば採(つ)みて食(た)げまし佐美の山野の上(へ)宇波疑(ウハギ)過ぎにけらずや」
[語誌]ウからオへの交替によって、ウハギはオハギとも呼ばれたようである。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「薺蒿」の意味・読み・例文・類語

うわぎ〔うはぎ〕【薺蒿】

ヨメナの古名。
「妻もあらば摘みてげまし沙弥さみの山野の上の―過ぎにけらずや」〈・二二一〉

おはぎ【薺蒿】

ヨメナの古名。〈和名抄

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