藍碧(読み)らんぺき

精選版 日本国語大辞典 「藍碧」の意味・読み・例文・類語

らん‐ぺき【藍碧】

〘名〙 藍(あい)のようなみどり色。
※龍潭譚(1896)〈泉鏡花〉千呪陀羅尼「白き鳥の翼広きがゆたかに藍碧なる水面を横ぎりて舞へり」 〔王周‐巴江詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「藍碧」の意味・読み・例文・類語

らん‐ぺき【藍×碧】

あいに近い緑色。あおみどり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「藍碧」の読み・字形・画数・意味

【藍碧】らんぺき

鮮やかな青緑色。唐・李〔巫山高〕詩 天心を抉(ひら)き、地を開く 凌霄(りようせう)を動して、碧を拂ふ

字通「藍」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android