藤堂志津子(読み)トウドウシヅコ

デジタル大辞泉 「藤堂志津子」の意味・読み・例文・類語

とうどう‐しづこ〔トウダウ‐〕【藤堂志津子】

[1949~ ]小説家北海道の生まれ。本名、熊谷政江。都会的な恋愛小説、特に中年女性心理をえぐった作品で、同年輩の女性を中心多く読者を得る。「熟れてゆく夏」で直木賞受賞。他に「マドンナのごとく」「あの日、あなたは」「秋の猫」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤堂志津子」の解説

藤堂志津子 とうどう-しづこ

1949- 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和24年3月14日生まれ。郷里札幌の広告代理店につとめ,昭和62年「マドンナのごとく」で北海道新聞文学賞をうけ,翌年退社。平成元年「熟れてゆく夏」で直木賞。都会的な男女関係をえがく作品がおおい。藤女子短大卒。本名は熊谷政江。作品はほかに「あの日,あなたは」「ジョーカー」など。

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