世界大百科事典(旧版)内の藤堂蟬吟の言及
【芭蕉】より
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[閲歴]
10代末から俳諧に手をそめ,最初の入集は1664年(寛文4)。当時,藤堂藩伊賀付士大将家の嫡男藤堂蟬吟(せんぎん)(1642‐66)の連衆として季吟系の貞門俳諧に遊んだが,蟬吟の死で出仕の望みを失い,俳諧師を志し,72年宗房判の三十番句合《貝おほひ》を携えて江戸に下った。ただし,江戸に定住して活躍を始めたのは,74年(延宝2)に上京して北村季吟から《埋木(うもれぎ)》の伝授を受けた後と推定される。…
※「藤堂蟬吟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」