デジタル大辞泉
「蘿藦」の意味・読み・例文・類語
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かがみ【蘿藦】
〘名〙
※
書紀(720)神代上(兼方本訓)「
一箇(ひとり)の小男
(をくな)有りて、白
(カカミ)の皮を以て舟に為
(つく)り」
[
補注]「書紀‐神代」の「白
」は、実は
ブドウ科のつる草カガミグサのことで、根を薬用としたもの。したがって内容上別の草であるが、「
蘿摩」と相通じ用いたものと認められる。
がが‐いも【蘿藦】
〘名〙
ガガイモ科のつる性多年草。東アジアの
温帯、
暖帯に広く分布し、日本では各地の日当たりのよい山野に生える。全体に軟毛を生じる。葉は長さ六~九センチメートルの心臓形で長い柄があり対生する。茎や葉を切ると白汁を出す。夏、
葉腋(ようえき)から総状花序を出し、径一センチメートルほどの淡紫色の花をつける。花冠は五裂してやや反曲し、
内面に毛を
密布する。
果実は長さ約一〇センチメートルの広披針形で、表面にいぼがある。種子は扁平で絹糸のような白い長毛を多数もち、風に乗って飛ぶ。種子の毛は古くは綿の
代用にされ、現在でも印肉などに使われる。また、葉とともに乾燥させて強精薬にもする。かがみ。かがみぐさ。じがいも。《季・夏》 〔
大和本草(1709)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
蘿藦 (ガガイモ・カガミイモ;ジガイモ)
学名:Metaplexis japonica
植物。ガガイモ科のつる性多年草,薬用植物
蘿藦 (カガミ)
植物。ブドウ科のつる植物,薬用植物。ビャクレンの別称
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報