虚名(読み)キョメイ

デジタル大辞泉 「虚名」の意味・読み・例文・類語

きょ‐めい【虚名】

実力以上の評判名声。「虚名を博する」
事実とは違っている悪いうわさ。
「事の子細を陳じ申さば、―遂に消えて」〈太平記一四
[類語]悪名汚名悪声札付き面汚しさら汚点名折れ醜名醜聞不名誉不面目悪評不評曰く付き訳有り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虚名」の意味・読み・例文・類語

きょ‐めい【虚名】

〘名〙
① 事実とは違っている名目や評判。実際と異なった悪いうわさ。うそ無実。きょみょう。
扶桑集(995‐999頃)七・近以拙詩寄王十二適見惟一四和之之什因以解答「虚名日脚飜陽焔。妄累風頭乱雪破」 〔戦国策‐韓策・宣恵王
② 実際以上の評判。事実や実力以上に世に伝えられる名声。空名。きょみょう。
※授業編(1783)序説「なまなかの虚名(キョメイ)高くなりぬ」 〔韓非子‐外儲右下説〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「虚名」の読み・字形・画数・意味

【虚名】きよめい

うわべの名声。

字通「虚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android