(読み)ぶと

精選版 日本国語大辞典 「蚋」の意味・読み・例文・類語

ぶと【蚋】

〘名〙 =ぶゆ(蚋)《季・夏》
狂歌・道増誹諧百首(1558‐69頃か)「ますら男が入ぬる山のふとやあぶほくしはささでさされこそすれ」

ぶよ【蚋】

〘名〙 =ぶゆ(蚋)《季・夏》
黄表紙・十四傾城腹之内(1793)「目の中へ蟆子(ブヨ)が飛び込んだ」

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デジタル大辞泉 「蚋」の意味・読み・例文・類語

ぶゆ【×蚋/蟆子】

双翅そうしブユ科の昆虫総称。体は小形で短く、頭部に大きい複眼をもち、胸部が膨らみ、はねは幅広い。雌は人畜から血を吸う。刺されると、痛みが激しく、はれる。幼虫水中にすむ。ぶと。ぶよ。 夏》

ぶよ【×蚋/蟆子】

ブユ別名 夏》

ぶと【×蚋/蟆子】

ブヨの別名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蚋」の解説

蚋 (ブユ)

動物。ケシキスイ科の昆虫。クリヤケシキスイ別称

蚋 (ブユ)

動物。ブユ科の昆虫の総称

蚋 (カ)

動物。カ科の昆虫の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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