蛭に塩(読み)ヒルニシオ

デジタル大辞泉 「蛭に塩」の意味・読み・例文・類語

ひるしお

ヒルは塩をかけると縮むところから》恐ろしいものや苦手のものに出あって恐れ入り縮み上がるさまのたとえ。青菜に塩。なめくじに塩。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蛭に塩」の意味・読み・例文・類語

ひる【蛭】 に 塩(しお)

(蛭は塩に弱いことからいう) 恐ろしい人や苦手の人の前に出て、恐れ入っているさまのたとえ。弱りこんで足腰もたたないさまのたとえ。
狂歌・雄長老狂歌集(1589)「花の露も日影うつればひるに塩日るはしほしほとなれる槿」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android