蜂の巣城(読み)はちのすじょう

世界大百科事典(旧版)内の蜂の巣城の言及

【下筌ダム】より

…このような大洪水は堤防工事だけでは防御できないため,大山川の松原ダム(重力ダム,高さ83m)とともに建設が計画されたのが下筌ダムで,60年から調査に着手した。翌年,水没地の地主らによって計画の不完全を理由とするダム建設反対の訴訟が起こされ,土地収用の際にはダムサイトに大きなハチの巣をつるし,山腹にとりでを造って抵抗したので〈蜂(はち)の巣城〉として報道された。訴訟は地主側の敗訴となったが,以後のダム建設に伴う補償に対し,水没地の住民との信頼関係樹立がいかにたいせつかを示唆した。…

※「蜂の巣城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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