蜜柑状果(読み)みかんじょうか

精選版 日本国語大辞典 「蜜柑状果」の意味・読み・例文・類語

みかんじょう‐か ミカンジャウクヮ【蜜柑状果】

〘名〙 果実の一型。合成心皮によって子房が発達した液果で、外果皮油脂多く含み強靱、中果皮は厚くて柔らかく、海綿状、内果皮は薄くふくろ状で、その内壁から液汁を満たした無数の毛状体を突出する。ミカン類に見られる果実で、生食する部分は内果皮である。柑果(かんか)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「蜜柑状果」の意味・読み・例文・類語

みかんじょう‐か〔ミカンジヤウクワ〕【×柑状果】

多くの心皮からできている合成心皮が成熟した果実。外果皮は厚くて多数の油腺をもつ。中果皮は白くやわらかい海綿質。内果皮は薄い皮質の袋をつくり、その中に多数の毛が発達して液汁を含む。ミカン・オレンジなど。柑果。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android