蟒蛇(読み)うわばみ

精選版 日本国語大辞典 「蟒蛇」の意味・読み・例文・類語

うわ‐ばみ うは‥【蟒蛇】

〘名〙
① 巨大なヘビの俗称。特に熱帯産のニシキヘビ類をさす。大蛇おろち
三国伝記(1407‐46頃か)六「疑無く山蟒(ウハハミ)と云者なりと思ひ力を励して其背の上を跳て通り給ふに」
② よく酒を飲む人をいう。大酒飲み酒豪
※俳諧・投盃(1680)「蝮蝎(ウハハミ)頭痛に月をかたぶけて」

やま‐かがち【蟒蛇】

〘名〙 (目が赤く丸いのをかがちになぞらえたもの) 巨大な蛇。うわばみ。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「蟒蛇」の意味・読み・例文・類語

うわ‐ばみ〔うは‐〕【蟒蛇】

巨大な蛇。大蛇だいじゃ。おろち。
《大蛇は物をたくさん飲み込むところから》大酒飲み。酒豪。
[類語](1くちなわ長虫大蛇だいじゃ大蛇おろち毒蛇錦蛇青大将縞蛇ヤマカガシがらがら蛇波布コブラ海蛇盲蛇/(2酒飲みのんべえ飲み助酒豪飲んだくれ酒好き大酒家飲み手大酒飲み酒客酒家酒仙・大酒食らい・酔っ払い酔いどれ酔漢酔客

やま‐かがち【蟒蛇】

大蛇。うわばみ。〈和名抄

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