蟹食猿(読み)カニクイザル

デジタル大辞泉 「蟹食猿」の意味・読み・例文・類語

かにくい‐ざる〔かにくひ‐〕【×蟹食猿】

オナガザル科サル体長40~65センチ、尾は体長と同じくらいある。ニホンザル近縁東南アジア分布マングローブ林などにすみ、カニ類・昆虫・果実などを食べる。ペット実験動物として日本に輸入される。おながざる。クラブイーティングモンキー

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精選版 日本国語大辞典 「蟹食猿」の意味・読み・例文・類語

かにくい‐ざる かにくひ‥【蟹食猿】

〘名〙 オナガザル科の哺乳動物。ニホンザルに近縁で、生態形態もよく似る。体長五五~六〇センチメートルで、尾もほぼ同じ長さがある。体色は茶色で、まぶたが白く、頭頂に短い毛冠を持つ。昼行性で二〇匹以上の群れが東南アジアのマングローブの森林にすむ。木の実や木の葉が主食だが、ときに蟹などを食べることがある。ペットとして飼われ、医学実験によく用いられる。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蟹食猿」の解説

蟹食猿 (カニクイザル)

学名Macaca fascicularis
動物。オナガザル科のサル

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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