蟻の穴から堤も崩れる（読み）ありのあなからつつみもくずれる

精選版 日本国語大辞典

あり【蟻】 の 穴(あな)=から堤(つつみ)も崩(くず)れる［=より堤(つつみ)の崩(くず)れ］

(「韓非子‐喩老」の「天下之難事、必作_二於易_一、天下之大事、必作_二於細_一、〈略〉千丈之堤、以_二螻蟻之穴_一潰」による) ほんのわずかな油断や不注意がもとで、大事を招くことがあるということのたとえ。

※浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節（1707頃）道中双六「三吉と云馬追が乳兄弟に有などと、〈略〉ありのあなからつつみもくづれる」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

蟻ありの穴あなから堤つつみも崩くずれる

《「韓非子」喩老の「天下の難事は必ず易きよりなり、…千丈の堤も螻蟻ろうぎの穴を以て潰ついゆ」から》ほんのわずかな不注意や油断から大事が起こることのたとえ。

出典　小学館

故事成語を知る辞典

蟻の穴から堤も崩れる

[参照] 千丈の堤も蟻穴より崩るる

出典　故事成語を知る辞典

ことわざを知る辞典

蟻の穴から堤も崩れる

[参照] 千丈の堤も蟻の一穴より崩れる

出典　ことわざを知る辞典