蠅地獄(読み)ハエジゴク

デジタル大辞泉 「蠅地獄」の意味・読み・例文・類語

はえ‐じごく〔はヘヂゴク〕【×蠅地獄】

モウセンゴケ科多年草。高さ20~25センチの食虫植物葉柄は平たく、葉は円形で縁にとげ状の長い毛があり、虫が触れると左右から閉じて捕らえ、消化する。6月ごろ、花茎の頂に白い5弁花を数個開く。米国の南北カロライナ・フロリダ州の湿地自生。はえとりぐさ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蠅地獄」の意味・読み・例文・類語

はえ‐じごく はへヂゴク【蠅地獄】

〘名〙 モウセンゴケ科の多年草。アメリカの南北カロライナ、フロリダ州原産の食虫植物で観賞用に栽培される。高さ一〇~四〇センチメートル。葉は翼のある柄をもち根生、長さ五~一五センチメートル。葉身は円形または腎臓形で二裂、縁に長毛がはえ、一面粘毛を密生する。この毛に虫が触れると葉は急に閉じて虫を捕える。初夏、花茎の頂に白い五弁花が集まって咲く。はえとりそう。はえとりぐさ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android