蠖蟄(読み)かくちつ

精選版 日本国語大辞典 「蠖蟄」の意味・読み・例文・類語

かく‐ちつ クヮク‥【蠖蟄】

〘名〙 (「蠖」はシャクトリムシ、「蟄」は虫が土中にとじこもる意) 世に現われないで、じっと潜み隠れること。
※徳川氏時代の平民的理想(1892)〈北村透谷〉二「彼等は蠖蟄(カクチツ)の苦を甘んずるにあらざれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android