血の出るよう(読み)ちのでるよう

精選版 日本国語大辞典 「血の出るよう」の意味・読み・例文・類語

ち【血】 の 出(で)るよう

非常な辛苦努力をするさまのたとえ。血のにじむよう。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一八「私們(わたしたち)のやうな婆連(ばあたれ)の、一分や一分足らずの玉(ぎょく)で、一割と云ふ血(チ)の出(デ)るやうな積立までしてさ」

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デジタル大辞泉 「血の出るよう」の意味・読み・例文・類語

るよう

非常に心身を苦しめ、努力するたとえ。血がにじむよう。「血の出るような苦労」
[類語]精一杯力一杯極力力任せ精精鋭意体当たり燃焼力ずく腕ずく根限り力の限りしゃかりきがりがり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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